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ふすま絵の世界  
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日本の伝統美

 
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日本絵画の 巨匠達


      雪  舟     長谷川 等伯     円山応挙    
 
与謝野蕪村    司馬江漢      横山大観





 
 

  
  
  与謝野蕪村

  江戸時代中期の俳人、画家で、松尾芭蕉、小林一茶と並び称される。
  江戸俳諧の巨匠の一人であり、江戸俳諧中興の祖といわれ、
  また、俳画の創始者でもある。写実的で絵画的な発句を得意とした。
  蕪村に影響された俳人は多いが、特に正岡子規の俳句革新に大きな影響を与えた。

  摂津国(大阪)東成郡毛馬村に生まれ、20歳の頃、江戸に下り
  日本橋石町「時の鐘」辺の師の寓居した。
  俳諧の祖・松永貞徳に師事し、 27歳の時、下総国結城(茨城県)の砂岡雁宕に寄寓。
  慕う松尾芭蕉の行脚生活に憧れてその足跡を辿り、
  僧の姿に身を変えて東北地方を周遊し、絵を宿代の代わりに置いて旅をした。
  のち下野国宇都宮の佐藤露鳩宅に居寓し、
  このときの『歳旦帳(宇都宮歳旦帳)』で初めて蕪村を号した。
  その後、丹後を歴遊し42歳の頃京都に居を構えた。この頃与謝を名乗るようになった。
  45歳頃に結婚し、一人娘くのを儲けた。
  51歳には妻子を京都に残して讃岐に赴き、多くの作品を手掛けた。
  再び京都に戻った後、島原(嶋原)角屋で句を教えるなど、以後、京都で生涯を過ごし、
  68歳で生涯をじた。
  


  
  与謝野蕪村・蕪村筆 俳画 自画賛(
    蕪村筆 俳画 自画賛(岩くらの狂女恋せよほととぎす)




       与謝野蕪村・十宜図のうち宜暁図(国宝)
          十宜図のうち宜暁図(国宝)




  与謝野蕪村・ 夜色楼台図(国宝)
    夜色楼台図(国宝)





                  与謝野蕪村・ 柳陰漁夫図
                   蕪村筆 柳陰漁夫図




      与謝野蕪村・鳶鴉図(重要文化財)
        鳶鴉図(重要文化財) 紙本着色




   与謝野蕪村・奥の細道画巻-塩釜の宿
     奥の細道画巻-塩釜の宿                         逸翁美術館所蔵
     奥の細道画巻は、与謝蕪村が「おくのほそ道」の本文を書写し、それに俳画を描き加えたもの



   与謝野蕪村・奥の細道画巻-酒田 
       奥の細道画巻-酒田                         京都国立博物館所蔵




   与謝野蕪村・奥の細道画巻-那須野
       奥の細道画巻-那須野                         逸翁美術館所蔵




   与謝野・禅画 
       禅画                                出光美術館



  与謝野蕪村・方士求不死薬図六曲屏風
      方士求不死薬図六曲屏風                    京都府指定文化財
 



    与謝野蕪村・ 春景山水図 
         「春景山水図                   ニューオーリンズ ギッター・コレクション

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  司馬江漢

  江戸時代の絵師、蘭学者。浮世絵師の鈴木春重は同一人物。
  江戸の町家に生まれ、15歳のとき、表絵師の駿河台狩野派の狩野洞春(美信)に学び、
  19歳のころ鈴木春信に学んで浮世絵師となり、錦絵の版下を描いた。
  25歳のころ西洋画法にも通じた宋紫石に入門。
  南蘋派の画法を学んで写実的な漢画家となり、後に洋風画を描くに至った。
  平賀源内と接点があり、彼を通じて前野良沢や小田野直武に師事したとも言われている。
  源内からは西洋の自然科学の知識を得、27歳のころ源内の鉱山探索に加わった。
  33歳のころ良沢の門に入り、大槻玄沢らの蘭学者に接し、37歳の時玄沢の協力により
  蘭語文献を読み、銅版画の製作に成功した。
  
  のち長崎への出、オランダ通詞の吉雄耕牛や本木良永らと交流し、
  平戸で松浦静山に会い、所蔵の洋書類を見聞した。
  長崎滞留中に多量の輸入油絵を目にし、油絵の制作に挑戦した。
  カンバスに絹の布を使い、絵の具は当時、傘の防水に使用していた荏胡麻油に
  顔料を混ぜ合わせて作った。この方法は、元々、漆工芸品の彩色法であり、
  江漢はそれを油絵に転用した。
  天文・地学、動植物など西洋博物学、自然科学に興味を持ち、日本に紹介した。
  『和蘭天説』や『刻白爾(コッペル)天文図解』などといった啓蒙書も残した。享年72。



                




  司馬江漢・ 駿州薩陀山富士遠望図
     駿州薩陀山富士遠望図                     静岡県立美術館




  司馬江漢・七里ヶ浜
     七里ヶ浜







  司馬江漢・長沼村富士眺望図  
     長沼村富士眺望図                         静岡県立美術館

江ノ島




   司馬江漢・ 江ノ島
       江ノ島





   司馬江漢・捕鯨図
       捕鯨図




   司馬江漢・御弓場始め
      御弓場始め





  司馬江漢・上野不忍池の風景
     上野不忍池の風景




  司馬江漢・三圍景(みめぐりのけい)。 日本最初の銅版画
    三圍景(みめぐりのけい)。 日本最初の銅版画         神戸市立博物館




  司馬江漢が発行した「地球全図
      司馬江漢が発行した「地球全図




        司馬江漢・天球図
            天球図
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  横山大観
  
  日本の美術家、日本画家。常陸国水戸(水戸市)出身。
  近代日本画壇の巨匠であり、今日「朦朧体(もうろうたい)」と呼ばれる、
  線描を抑えた独特の没線描法を確立した。帝国美術院会員。第1回文化勲章受章。
  死後、正三位勲一等旭日大綬章を追贈された。
  明治元年、水戸藩士・酒井捨彦の長男として生まれ、母方の縁戚である横山家の養子となる。
  1889年(明治22年)、東京美術学校に第1期生として入学。岡倉天心、橋本雅邦らに学ぶ。
  卒業後、京都で仏画の研究を始め、京都市立美術工芸学校予備科教員となった。
  1896年(明治29年)、母校・東京美術学校の助教授に就任。
  しかし2年後に校長天心が失脚。天心を師と仰ぐ大観はこれに従って助教授職を辞し、
  同年日本美術院創設に参加した。
  美術院の活動の中で、大観は西洋画の画法を取り入れた新たな画風の研究を重ね、
  やがて線描を大胆に抑えた没線描法の絵画を次々に発表した。
  現在ではその画風を的確に表す言葉とされる「朦朧体」という呼称も、
  当初は「勢いに欠ける、曖昧でぼんやりとした画風」という意味で、批判的に使用された。

  大観は海外に渡り、カルカッタ、ニューヨーク、ボストンで相次いで展覧会を開き高い評価を得た。  その後ヨーロッパに渡り、ロンドン、ベルリン、パリでも展覧会を開き、ここでも高い評価を受ける。  この欧米での高評価を受けて日本国内でもその画風が評価され始め、
  1907年(明治40年)には、文部省美術展覧会(文展)の審査員を務め、
  1913年(大正2年)には守旧派に押されて活動が途絶えていた日本美術院の再興に至った。 
  以後、大観は日本画壇の重鎮として確固たる地位を築き、1934年(昭和9年)に朝日文化賞受賞。1935年(昭和10年)には帝国美術院会員となり、1937年(昭和12年)にはこの年制定された第1回文化勲章の受章者となった。同年、帝国芸術院会員となる。89歳で永眠。




  横山大観・正気放光
     正気放光                                橿原神宮





  横山大観・寒汀群鴨
     雨餘                                    播磨屋本店蔵





     
     寒汀群鴨                                  播磨屋本店蔵






  横山大観・「屈原」  
    「屈原」                                       厳島神社蔵





  横山大観・秋色 
     秋色                                     鎌倉大谷記念美術館






  横山大観・紅葉 
      紅葉                                     足立美術館





  横山大観・白梅 
    白梅                                    横山大観記念館






  横山大観・夜桜 一部
      夜桜 一部                            東京富士美術館






  横山大観・不二霊峰 左隻
       不二霊峰 左隻                          永青文庫





   横山大観・蓬莱山
       蓬莱山                                 高島屋史料館





   横山大観・霊峰之秋 
        霊峰之秋                            大松美術館





   横山大観・神州第一峰
        神州第一峰                          石橋財団コレクション






   横山大観・雲海に聳ゆ
         雲海に聳ゆ