宇佐八幡宮は、
全国に約44,000社ある八幡宮の総本社である。
石清水八幡宮・筥崎宮(または鶴岡八幡宮)とともに日本三大八幡宮の一つ。
大分県北部、国東半島付け根に立つ御許山(標高647m)山麓に鎮座する。
本殿は小高い丘陵の小椋山(亀山)山頂に鎮座する上宮と、
その山麓に鎮座する下宮とからなり、その周りに社殿が広がっている。
境内は国の史跡に指定され、国宝の本殿のほか重要文化財の工芸品が所蔵されている。
「八幡大神(応神天皇)・比売大神・神功皇后をご祭神にお祀りし、
神亀2年に創建されました。
皇室も伊勢の神宮につぐ第二の宗廟(そうびょう)として御崇敬になり、
一般の人々にも鎮守の神として古来より広く親しまれてきました。」(宇佐神宮庁)
八幡宮の総本社で古くから皇室からの崇敬を受けているほか、
称徳天皇時代の宇佐八幡宮神託事件でも知られる。
参拝は一般と異なり、二拝四拍手一拝を作法としている。
宇佐神宮を筆頭とする全国の八幡宮の場合は、
そもそ八幡神自体が同時に八幡大菩薩という仏でもあったため、
八幡宮と神宮寺は一体のものであり、
「八幡宮」=「八幡大菩薩を本尊とする寺院」であった。
宇佐神宮の場合は、その寺としての名称が弥勒寺であったのである。
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